副院長就任のご挨拶

2017年07月07日

 2017(平成29)年7月より副院長及び循環器科医長を兼務することとなりました。

 

 当院では数年前から64列CT、1.5テスラMRI、血管造影室、内視鏡室を完備し一通りの内科系救急疾患に対応できる体制を整えてきました。同程度の規模の病院で、これほどまでに整った設備を持つ病院は決して多くないと自負しております。小規模病院にとって、これらの医療機器を整備する経済的負担は軽いものではありませんが、当院を頼って通ってきて頂いている皆様や、地域の医療に貢献したいという職員一同の思いがあってこそ実現できたものであります。この場をお借りして改めて感謝申し上げる次第です。

 

 日本がかつてのような高度成長が望めず、国の財政が逼迫する中で医療費削減へと舵を切りつつある状況に加え、人口減少の影響が地域医療に与える影響は、今後ますます深刻さの度合いを深めつつあるように感じられます。高齢化が進み、医療は成長産業というのが世間一般の印象かもしれませんが、都市部の総合病院を中心に、全国の病院の約4割が赤字経営を強いられているのが実情であります。当法人の運営もこれまで以上に手綱を緩めることなく気を引き締めて行っていかなければなりませんが、引き続き良質な医療を提供すべく尽力する次第ですので、今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 

                         医療法人(財団)公仁会 柏崎中央病院

                            副院長 兼 循環器科医長  

                               星山 行基